活動報告(2025年10月)

皆さま、こんにちは。小野寺のりこです。

10月は本当に忙しい一か月でした。

最大のイベントはシンガポールで行われた「FOOD JAPAN 2025 」への参加。日本の障害者が心を込めて作っている5つの美味しい商品を多くの皆さんにご紹介してきました。改めて日本への関心の高さ、日本の品質への信頼感等を感じつつ、味を楽しみ、お褒めの言葉をいただいた後、「実は障害のある方達が作っているんです」とお伝えすると皆さんとても驚かれていました。

また、現地の福祉事業者さんにも訪問さえていただきました。シンガポールでは大企業のCSRの意識がとても高く、シンガポールエアラインなど名前の知れた企業が直接福祉事業者に多くの資金や仕事を提供している様子が伺われました。シンガポールでは日本のような法定雇用率制度は存在しませんが、また違った形で障害のある方達を応援していることも興味深かったです。

11月は少し落ち着いて朝霞市内での活動の足場を固めていきたいと思います。

のりのりのりこ、引き続きノリノリで頑張ってまいります!

目次

10月の小野寺のりこ活動報告

今月はまずこちらから!

シンガポールフードフェア2025参加(10/16~18)

「FOOD JAPAN 2025」がシンガポールで開催されました。本イベントは東南アジア最大級の日本食品総合見本市で、本年は国内からは35都道府県、シンガポールからは153社が出展、具体的な仕入れを目的に来場しているバイヤーさんを含め、3日間を通じて7326名が来場。日本食品の品質への信頼感と存在感の高さを感じる催事となりました。

このフェアに、私が顧問を務める(株)ホームコム(医療法人五麟会グループ)が全国の障害のある方々が作る素敵な商品を輸出に繋げる事業の一環として参加。今回はフードフェアのため、選りすぐりの5つの食品を出展。どの商品も多くの来場者に味わってもらうことができ、持参した全ての商品はほぼ完売。

終了後も商談を継続している案件もあり、「障害のある方々の作った商品が海を渡る」・・そんな日を迎えることを目指して引き続き頑張ってまいります(なお、現地では障害者の方々が就労や訓練を行う2つの事業所も訪問しました!)

https://www.facebook.com/share/p/1AK3pKDhVA/?mibextid=wwXIfr

https://www.facebook.com/share/p/17Lqa3XF3h/?mibextid=wwXIfr

https://www.facebook.com/share/p/1AzjvT7LTW/?mibextid=wwXIfr

【今回出展した商品】

・「芋けんぴ」(NPO法人ルミエル) https://www.npolumiere.com/biwako

・「フルーツジュエリー」(社会福祉法人北摂杉の子会) https://www.suginokokai.com/

・「はちみつ」(社会福祉法人埼玉福祉事業協会)https://www.suginoko-g.or.jp/

・「ビーガンクッキー」(有限会社グラン・ブルー)https://grand-bleu.co.jp/index.html

・「冷凍弁当・おにぎり」(株式会社ビーエイトシ―) https://b8c-group.com/

引き続き、障害者が一生懸命作っている、「こんな美味しいものがあるよ!」とか、「素敵な商品があるよ!」という情報があれば是非教えてください!!

10月の小野寺のりこの現場訪問

社会福祉法人ソラティオ様見学(10/1)

荒川区の相談支援事業、基幹相談支援事業を担っている社会福祉法人ソラティオ様を見学しました。ソラティオ様は相談支援事業のみを行う珍しい事業所です。緻密に先々を見通し、事業拡大を進めてこられていますが、「事業所のための事業ではなく、障害のある方々の活躍のための事業」としてしっかりと収益構造を作っています。相談支援事業は全ての支援の入り口であり、その重要性は疑いもないのですが「採算が取れない事業」とおっしゃる事業者も少なくありません。そのような中で、セルフプラン3%だった荒川区を現在は基幹事業者として他事業所との連携の下、全プラン策定を実施。また、障害児者の支援のスタートを支えるだけではなく、しっかりとしたモニタリングも実施されています。ゆくゆくは東京23区の相談支援事業を広域的にリードする存在になると確信しました。

https://www.facebook.com/share/p/1A2beRMwor/?mibextid=wwXIfr

JR東日本グリーンパートナーズ様見学(10/2)

また、また見学。今回は福岡から障害者雇用に取り組む会社様とさいたま市議会議員をお連れしました!

たまよんガーデンコミュニティー様見学(10/4)

介護度6以上の医療的ケアが必要な方のためのシェアハウス。こんな動きが保護者の奮闘努力に頼ることなく、広く地域に広がっていくと良いと思います。我が国の現在の福祉・生活関連施策は家族や子供たちに対するお世話は専業主婦である母親、そしてまずは家族が責任を持つということを前提に設計されていると思います。社会の実態に国の政策が追い付いていません。国の政治の力で変えていって欲しいと思います。

https://www.facebook.com/share/p/18rzr5aMHL/?mibextid=wwXIfr

トントゥーフェスティバル見学(10/5)

私が障害者雇用対策課長時代に厚労省後援に踏み切ったイベントなのに、一度も伺ったことがなくて、今回初めて伺いました!ムーミンバレーパークも素敵な癒しの空間で、ワークショップやゲーム、そして全国の福祉事業所の商品が集まるマルシェなど、押しつけがましさが一切ない中で「みんな違ってみんな良い!」に繋がるイベントでした。私は相変わらず「買いすぎ」(笑)。毎年開催され、年々参加者が増え、広がりを見せるトントゥーフェスティバル。来年、ご自身で体験してみてください!

https://tonttuproject.com

福岡県古賀市快生館見学(10/6)

https://www.facebook.com/share/p/1EcH8Ws4Fv/?mibextid=wwXIfr

株式会社ゼネラルパートナーズ就労継続支援A型事業所 アスタネ見学(10/8)

https://www.facebook.com/share/p/1BRsUeYkh7/?mibextid=wwXIfr

中小企業家同友会障害者問題全国交流会@青森参加(10/9~10)

顧問を務める(株)ぜんち共済から神奈川県中小企業家同友会の一員として参加。障害者雇用に取り組む、もしくは障害者雇用に問題意識を有する同友会メンバーの集まりでもあることから、多くの懐かしい方々にお会いすることもできました!

彩の国中小企業フォーラム参加(10/21)

私が参加したのは「困っている人を地域課題にしない執念」というテーマで埼玉福祉事業協会髙橋清子理事長が熱く語り倒した分科会でした。同協会は今回のシンガポールのFOOD JAPAN に持っていった「はちみつ」を作っている法人でもあります。このはちみつは重度の障害者の皆さんがお散歩をしながら撒いてくれた花の種のおかげで咲いた季節の花々から採れる美味しいはちみつです。その人が「ただ生きているだけでお金を生み出す」ような仕組みづくりを考え出す髙橋理事長。本当に素晴らしいお話でした!!

ベネッセビジネスメイト20周年記念式典参列(10/23)

https://www.facebook.com/share/p/16RkBfwBVH/?mibextid=wwXIfr

小野寺のりこの「かたりべ」活動

インクルーシブサミット登壇(10/24)

インクルージョン×テクノロジーという面白いテーマで未来の障害者雇用についてディスカッションが行われました。障害者雇用に留まらず、全ての人の未来の働き方、幸せな働き方、幸せの在り方など広がりのあるサミットになりました。

https://www.facebook.com/share/p/14NJkHBeNax/?mibextid=wwXIfr

https://www.facebook.com/share/p/16gCyMefEz/?mibextid=wwXIfr

全Aネット就労支援セミナー@小倉登壇(10/25)

「これでいいのか?!どうするA型!」というちょっと挑戦的なテーマで行われたセミナー。福祉でありながら企業経営として成り立たせるという難しい事業に前向きな挑戦を続け、ご本人達の戦力化に果敢に取り組んでいるA型事業所さんが多くいらっしゃることに心強く感じました。今後、立ち上がる研究会にも参画させていただくことになりましたので、A型事業者の将来像について一緒に検討していきたいと思います。

https://www.facebook.com/share/p/16Tp1qekTM/?mibextid=wwXIfr

小野寺のりこのその他もろもろ

厚生労働省障害福祉部障害福祉課との意見交換(10/7)

今回は主に「就労移行支援事業」の運用に係る二つの課題について意見交換をしました。

一つは未だに「就労移行支援事業は一生涯で一度しか使えない」という誤解を生むような説明が自治体によっては行われていること。もう一つは在宅による訓練を行っている就労移行支援事業に対して、月に一度の「来所・訪問」が義務付けられていること。前者は「2年の標準利用期間」を踏まえつつ、本来はその必要性を踏まえ個別に運用される余地が残されているにも関わらず「原則2年」といった一律に取り扱うような説明が行われているもの。そして、後者については主に悪徳事業者を想定し、本来来所が難しいために在宅訓練を選択している利用者に対しても一律に来所(もしくはどんなに遠方であっても事業者による訪問)を求めているものです(※先行して訓練実施状況等の評価がきちんとできる体制が担保されていることを個々に確認し、月一回の「来所・訪問」を要しないという自治体も数少ないですがあるようです。)。

いずれも自治体が運用上の最後のハンドリングを任されているものの、個々の状況等を評価し、個別に判断することに消極的な状況が伺えます。福祉行政は本来人が人として生きていく上でのセーフティネットである重要な施策であるものの、行政内の人材育成が軽んじられていると感じています。福祉行政のみならず、市民に近い基礎自治体こそ、難しい局面での判断力と高い責任感・倫理感を有する職員の育成が本当に大事だと思います。

小野寺のりこ11月の主な活動予定

INNOVATE Her 2025 登壇(11/6~7) 

2日目14:00からの「サステナビリティに挑む女性リーダーたちーー社会課題解決とテクノロジーの力で新しい豊かさを創る」に登壇します。https://om.form.run/lrteQ/cmlrb25vNjUxMjI4QGdtYWlsLmNvbTM2YTU4NjJmMjlmZGE2OTNiZWFhMWFmYjFjMTRiNjU1OTFhOGVjOGJkYTQ4ZTRjYjNiYjk1ODBiZGQ1YjU5NTM=

さいたま市若者自立支援ルーム様 見学(11/10)

職業リハビリテーション研究・実践発表会 参加(11/12~13)

包摂的就労超党派議連 オブザーバー参加(11/12)

障害者であるか否か、手帳を持っているか否かといった範囲を超え、様々な「働きずらさ」、「生きずらさ」を抱える方々が社会に参画し、社会の支え手として活躍していける社会に向けて、いよいよ立ち上がる新たな議連です。私にとってもライフワークとして思いのあるテーマ。積極的に参画し、議論の動向を見守りたいと思っています。

就労継続支援B型事業所パパゲーノ様 見学(11/13)

株式会社資生堂様 見学(11/19)

視覚障害の障害特性をバリアバリューとして、視覚障害をお持ちの社員の活躍の場として「通信営業職」を創設された取組をお聴きしに伺います。本省課長時代にも一度訪問させていただきましたが、その後の状況をお聴きするのが楽しみです。

インクルーシブ雇用議連市民会議 参加(11/19)

第1133回朝霞市倫理法人会モーニングセミナー 出席(11/21)

神奈川県中小企業家同友会ダイバーシティ委員会例会 出席(11/28)

「秋はどこへ?」と感じるくらい一気に寒くなってしまいそうです。

11月、季節の変わり目で皆さま体調を崩されませんように。

11月ものりのりこはノリノリで頑張ってまいります!

SNSへの投稿も順次行いますので、引き続きフォロー願います!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次