活動報告（2025年11月）

2025年12月3日

皆さま、こんにちは。小野寺のりこです。

短い秋が駆け足で通り過ぎ、一気に寒さを感じる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はたまたま子供たちとも都合が合ったので、仕事の合間を縫って、久しぶりに家族で一泊旅行に出かけてきました。ちょうど紅葉が見頃の京都で心癒される時間でした。高校生の時に修学旅行で京都へ行った時には、清水寺の「清水の舞台」がとても大きく高く感じられ、「これは相当の覚悟を持って飛び降りないとだなぁ」なんてしみじみ思ったと記憶していますが、改めて行ってみるとそんなに広い舞台でもなく…年齢を重ねて新鮮な驚きや感動を失ってしまっているのかと残念に思ったり。でも、紅葉は本当に美しく、心を動かされました。こんな経験はいつまでも大事にしたいものですね。

のりのりのりこ、引き続きノリノリで頑張ってまいります！

1１月の小野寺のりこ活動報告

1１月の小野寺のりこの現場訪問

・職業リハビリテーション研究・実践発表会　参加（11/12～13）

私は障害者就労支援に携わる人材の育成について事例発表が行われた分科会を傍聴しました。顧問を務めるNPO法人クロスジョブの事例発表は、企業の皆様と定期的に開催している協議会運営についてでした。ともすると内向きになりがちな障害福祉事業所において、送り出し先の企業の皆さんと交流し、意見交換を行う機会を積極的に持つことは非常に重要だと感じています。こうした機会こそが現場の職員の意識を変えたり、支援の実践力を増していくものと思います。

（独）高齢・障害・求職者雇用支援機構により毎年行われている本研究・実践発表会ですが、全国から障害者雇用・福祉の現場で日々業務に携わっている多くの関係者が集い、日々の実践や知見等を共有し合うことができる非常に有意義な場です。厚労省の後輩や懐かしい方々にも遭遇したりして、個人的にも大変嬉しい一日になりました。

・就労継続支援B型事業所パパゲーノ様　見学（11/13）

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・和光南特別支援学校高等部　たけのこ祭　（11/15）

・和光南特別支援学校小学部　たけのこ祭（11/22）

２週連続で和光南特別支援学校の「たけのこ祭」に伺いました。小学部と高等部のパフォーマンスを拝見しましたが、皆さん一生懸命にそれぞれ楽しみながら、また誇らしげに演技や演奏をしていました。高等部の生徒さんを見ながら、「あぁこの生徒さんなら、〇〇事業所にぴったりだぁ」とか「製造工程とかで活躍しそうだな」なんて、職業病的な目線でついつい見てしまいましたが、本当に将来に向けて可能性を秘めている生徒さんがたくさんいらっしゃいました。親御さん（これは私の反省も込めて）、先生方、彼ら彼女らを取り巻く周囲の関係者の皆さんが勝手に限界を決めることなく、可能性を引き出す目線で将来の道筋を見つけて欲しいと思いますし、私にできることはやらせていただきたいと思っています。

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・株式会社資生堂様　見学（11/19）

・さいたま市若者自立支援ルーム様　見学（11/28）

様々な困難な状況の中で、取り残され、孤立している若者が自分のペースで過ごし、ありのままの自分を受け入れてくれる居場所でもあり、年齢も学校も違う仲間が緩やかに繋がり活動やイベントを通じて自己肯定感を取り戻していく、そんな空間でした。最後は社会に出て働くことで経済的に自立できるような支援は不可欠です。運営団体である特定NPO法人さいたまユースサポートネットさんは「就労支援事業はたチカ応援プログラム」を通じて「働くこと」の支援も行っています。地域の若者が力を発揮できるような準備段階を応援するには地域の企業のご協力が不可欠です。社会の公器として、地域に生活する市民として、皆で若者を応援できるネットワークづくりが重要であり、私自身も何ができるか考えさせられた見学でした。

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NPO法人さいたまユースサポートネット – 一人の子どもや若者も取り残さない社会を

小野寺のりこの「かたりべ」活動

・INNOVATE Her 2025　登壇（11/６～７）　

2日目14：00からの「サステナビリティに挑む女性リーダーたちーー社会課題解決とテクノロジーの力で新しい豊かさを創る」に登壇しました。企業や行政というそれぞれの立場で多様性を取り入れることで組織、地域が変革していくという実践を共有し、女性のみならず、さまざまな困難を抱えた人が活躍できる包摂的組織・社会を作っていくことこそが国全体のサステナビリティの実現に寄与するということを再確認できました。

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小野寺のりこのその他もろもろ

・包摂的就労超党派議連　オブザーバー参加（11/12）

・インクルーシブ雇用議連市民会議　参加（11/19）

・第1133回朝霞市倫理法人会モーニングセミナー　出席（11/21）

小野寺のりこ１２月の主な活動予定

・「障害者に就労と学びの機会を！」研究会　登壇（12/3）

　「障害者1500人雇用」でお馴染みの岡山県総社市の片岡市長と、「雇用率ビジネス」や悪徳介護・福祉事業者を鋭く突く記事に定評がある（私は「市川砲」と呼んでいます（笑））共同通信社の市川編集委員と3人で「障害者雇用の現状と課題を問うー障害者雇用の未来を見据えてー」と題した鼎談をさせていただきます。どんな展開になるか私自身も楽しいです。

・第一回A型事業所の在り方研究会　出席（12/8）

・埼玉県中小企業家同友会政策委員会　出席（12/9）

・和光南特別支援学校　講演（12/15）

・就労支援フォーラムNIPPON2025（12/20～21）

毎回多くの障害福祉・教育・医療関係者、企業、当事者の皆さんが参加される一大イベントですが、本はは既に200人以上のキャンセル待ちとか。関心の高さがうかがわれます。私も障害者雇用対策課長時代に何度も登壇させていただいておりましたが、福岡労働局長に異動して以来、数年ぶりの登壇です。

一日目の基調講演で村木厚子（厚生労働省元事務次官）が「障害者自立支援法がめざしたもの」をテーマにお話しされた後に「自立支援法以降の障害者雇用を語る～未来視点とともに～」という基調ディスカッションをさせていただきます。

また、二日目には「WORK DIVERSITYがある日本～人口減少社会のなかで」をテーマに自民党野田聖子議員、宮路拓馬議員と鼎談させていただきます。進行は木村弥生（元衆議院議員・江東区長）さんです。障害者だけではなく、様々な働きづらさを抱える多様な方々に対して社会の中で出番や挑戦の機会を作る社会に向けて何が必要なのかをディスカッションできればと思っています。